こんにちは。この記事を書いているのは、かつてはWebディレクターとして働いていた、現在はフリーランスのUI/UXデザイナーのてらしいと申します!大学では建築系を専攻していた私が、社会人最初の仕事はITメガベンチャーでのWebディレクターでした。そこから転職や副業を通してデザインのスキルを伸ばし、今では独立しています。デザイナーとして独立することは、多くの不安や疑問を抱えるものです。私自身もその一人でした。この記事を通じて、その不安や疑問を少しでも解消し、具体的な行動に移せるようになればと思います。具体的には、どのようにスキルを習得すればよいのか、どのツールを使えば効率が良いのか、どうすれば初めてのクライアントを獲得できるのか、といった疑問に答えます。UI/UXデザインの仕事内容とは?フリーランスデザイナーが知るべき基本UI/UXデザインは、製品やサービスのユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)を設計する仕事です。UIデザインは、ユーザーが直接触れる部分(ボタン、メニューなど)のデザインに関わります。一方で、UXデザインはユーザーが製品やサービスを使用する全体的な「経験」を設計します。CareerFoundryによると、UI/UXデザイナーは平均で年間$85,277(約920万円)を稼いでいます。(高い...!)また、DIGIDAY[日本版]によれば、日本でもUI/UXデザイナーの需要は高まっており、特にフリーランスとしての活躍の場が広がっています。フリーランスデザイナーの求人状況:国内での機会はどれくらい?フリーランスとして働くデザイナーにとって、求人の数と質は非常に重要な指標です。特にUI/UXデザイナーやプロダクトデザイナーといった職種では、国内でも多くの求人が出ています。具体的な数は時期や求人サイトによって異なりますが、数百から数千件の求人が掲載されていることも少なくありません。どのような求人が多いのか?求人内容を見ると、スタートアップから大手企業まで、多様な業界でデザイナーが求められています。また、リモートワークの選択肢も増えており、地域に縛られずに働くことが可能です。求人を探す際のポイント求人を探す際には、自分のスキルセットや希望する働き方に合ったものを選ぶことが重要です。また、LancersやCrowdWorksなどの国内のフリーランス求人サイトを活用すると、常時数百件以上の求人があります。このように、国内でもフリーランスデザイナーとして多くの機会があります。しかし、多くの求人がある一方で、競争も激しいため、スキルと経験をしっかりと積んでおくことが成功の鍵です。必須スキル:UI/UXデザインの3つの基本スキルとその習得方法UI/UXデザインに必要な基本スキルは、ユーザーリサーチ、プロトタイピング、ユーザーテストです。これらのスキルは、ユーザーのニーズを理解し、それに基づいて製品を設計、改善するために不可欠です。Interaction Design Foundationによれば、これらのスキルを習得するためには、実際のプロジェクトに参加することが最も効果的です。また、Goodpatch Blogでも、実際にプロジェクトを手がけることの重要性が指摘されています。オンラインコースや書籍も有用ですが、実際に手を動かして学ぶことで、より深く理解できます。ポートフォリオ作成の重要性:成功するUI/UXデザイナーに共通するポイントポートフォリオは、デザイナーとしてのスキルと経験を証明するための重要なツールです。特にフリーランスとして働く場合、ポートフォリオがあることでクライアントからの信頼を得やすくなります。Toptalによると、優れたポートフォリオには、過去のプロジェクトで解決した問題、使用したツールとテクニック、そしてその結果が詳細に説明されています。ferretでも、ポートフォリオの重要性とその作成方法について詳しく解説されています。実務経験は必要か?未経験からフリーランスデザイナーになる方法実務経験は確かに有利ですが、必須ではありません。ポートフォリオやスキルがしっかりしていれば、未経験でも採用されるケースは多いです。Wantedlyによると、未経験からでもスキルとポートフォリオがしっかりしていれば、多くの企業が採用を検討しています。また、noteや個人ブログで自分のプロジェクトを公開することで、実務経験がない場合でもスキルを証明する方法があります。フリーランスUI/UXデザイナーになるためのロードマップ自分の興味とスキルを評価する学びたい領域を特定する実際にプロジェクトを始めるポートフォリオを作成するクライアントを探すこのロードマップは、CodeCampus Blogでも似たようなステップが推奨されています。特に、実際にプロジェクトを始めることで、学んだ知識を実践に移す重要性が強調されています。おすすめのデザインツール:フリーランスデザイナーが使うべきツール一覧サービス名URL特徴何ができるかFigmaFigmaクラウドベースで多人数がリアルタイムで作業できる。プロトタイピング、UIデザインCanvaCanvaテンプレートが豊富で初心者でも使いやすい。グラフィックデザイン、プレゼンテーションAdobe XDAdobe XD高度な機能があり、プロフェッショナルに適している。UI/UXデザイン、プロトタイピングSTUDIOSTUDIOコーディング不要でウェブサイトが作れる。ウェブデザイン、ランディングページ作成これらのツールは、TechAcademy Magazineでも高く評価されています。特にFigmaは、リモートワークが増える中でのコラボレーションに強いとされています。フリーランスデザイナーにおすすめの副業サイトと動画教材副業サイトサービス名URL特徴求人数workshipworkship専門職に特化した日本のフリーランスマッチングサービス。多数複業クラウド複業クラウド複業OKの案件が多く、柔軟な働き方が可能。中程度クラウドテッククラウドテックIT・Web業界に特化した日本のフリーランスマッチングサービス。多数動画教材サービス名URL特徴コンテンツ総数利用料金UdemyUdemy幅広いジャンルのコースがあり、一度購入すれば何度でも見返せる。100,000以上一コースあたり2,000円〜YouTubeYouTube無料で多くのチュートリアルや解説動画が見られる。無数無料SchooSchoo日本語のオンラインライブ授業が多く、質問もリアルタイムでできる。1,000以上月額4,800円これらのサービスは、paiza開発日誌での評価も高く、特にUdemyはコストパフォーマンスが良いとされています。契約と請求:フリーランスとして働く際の基礎知識フリーランスデザイナーとして働く際、スキルやクリエイティビティだけでなく、ビジネスの側面も非常に重要です。特に、契約と請求はその中心的な要素と言えます。契約の重要性最初に取り組むべきは、しっかりとした契約書の作成です。これは、あなたとクライアント間の約束事を明文化し、予期せぬトラブルを防ぐためのものです。契約書には、作業範囲、納期、報酬額、修正回数など、プロジェクトに関わる全ての要素を詳細に記載することが求められます。請求書の書き方については「フリーランスの安心を守る!業務委託契約書の作成&注意点一覧」で詳細をご紹介していますので、そちらもチェックしてみてください。請求書の作成と送付プロジェクトが終了したら、次は請求書の作成と送付です。請求書には、契約書で合意した内容に基づき、報酬額、支払い方法、支払い期限などを明記します。日本では、FreeeやZaicoなどのクラウド会計ソフトを使って、効率的に請求書を作成する方法が一般的です。請求書の書き方については「フリーランスが失敗しない!請求書の書き方とインボイス制度対応ガイド」で詳細をご紹介していますので、そちらもチェックしてみてください。注意点としての迅速な対応何か問題が発生した場合、契約書や請求書がしっかりと作成されていれば、その解決がスムーズに行えます。また、問題が発生した際には、迅速かつ丁寧な対応が求められます。遅れてしまった場合、信頼を失い、今後の仕事にも影響を与える可能性があります。私自身も、フリーランスとして独立する前にはこの部分を特に勉強しました。最初は手探りでしたが、徐々に慣れてきて、今ではスムーズに契約から請求までのプロセスを行えるようになりました。このようなビジネスの側面もしっかりとマスターすることで、よりプロフェッショナルなフリーランスデザイナーとして活動することが可能です。最後にフリーランスとしての道は決して容易なものではありません。私自身、最初は無償で複業先の案件を獲得していました。無償での仕事は、企業側もリスクを感じにくいため、初めてのステップとしては有効です。その後、実績を積むことで、より良い条件での仕事が増えてきました。スキルと経験は地道な努力によってしか積み上げられません。この記事が、あなたがフリーランスデザイナーとして一歩を踏み出す助けとなれば、何より嬉しいです